△の過去から、学校を卒業して、知り合いの年配の娘さんを、洗脳までする部分の序で、△を取り巻く状況の描写のうちのひとつです。 本当は、ひと纏まりだったんですが、ブログという体裁もあり、他、諸事情により、分割をしています。
《周りのうちの街…なので、動かないことです。》
後は、街の内側があり、人があり、それらが、時間の経過と共に、段々と動いていくわけですよね。
これは、街の発展と衰退という意味でも、データではないですが、そういう使いかたもある。ということで、勿論、物語ですから、そのままにデータとするわけにはいきませんが、自分なりの使いかたもあるわけです。
あまり、直せていませんので、《〜のこと》が多く、こぎみよくはないです。
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しまなみ海道沿いのとある街にとある桟橋にと浮いておる浮き島は今日も不気味なる音をばたてておるものでそれな音は対岸にと観ゆるる工場の群れが発する金属の擦れ合う音やらそれらをば打ち据える音と何らの区別が付かぬるほどに似通るのことであるにそれな桟橋から対岸をば眺めておる△の傍へとこの日の終便である高速艇が入港をばしてきてさては海をば切り裂きながらと進むる艇は其によりできる波の端から白い飛沫をばあげており陸に目をばやるや桟橋をば上がるとあるターミナルでラジカセをば片手にした若者がツンツンとしたるる拍子を刻むる洋なるのの俗楽をば踊るのことであるも誰も其をば邪魔にと思うる気力すらなく今しがた桟橋にと着いたるばかりの高速艇からは疎らに乗客降りて草臥れたる足取りをしたままに街へと上がり始めるのこと其を見送る高速艇の若い二人の船員はこの日最後の作業とばかりに船体の清掃をば始めたるるものでそのうちのひとりは船首の手摺に捕まり船体へとおざなりに水をば撒いてもうひとりは船尾をば棒刷りでしかと擦るのことでありさては錆びれた金属音と工場の群れ…△がこの街について感じる殆ど全てを此のふたつが占めておるのことでそれな△はといえば幼少期から漫画家をば目指しておるも其はある時画家への夢へと変わりたもので幼き頃の△は近所でも悪評がたつほどの悪餓鬼であり好奇心旺盛なる快活さをば周囲に見せておるも長じるに従いてこれなる不気味な金属の街にと飲み込まれて行く姿が水面にと揺らめく。
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