/*-----
【錠の11】
△赤いハンカチの家をば覗くはある日のこと以前に一階の裏口からドアノブにと手をば掛けようとしていた時分のこと向こう側から扉開ける者ありて其の者とはたと対面をばしたるるを思い返しておればこの日も其の者出て来たもので両者暫くと驚き静止をばしておるも程なくして其の者立ち去ろうと歩み始めるのことが其れな瞬間に名も知らぬる此れな者へと△飛び掛かりて
『お前らがそんなだから!』
などと訳も分からずの叫び声をばあげながらに強烈なる足払いで其の者を倒すや即座と馬乗りになりては其れな顔面に何度かの拳をば入れたるもので其れ突然なることに驚いたる其の者何事ぞ!と叫びながらに抗うは必死のことがそれでも構わずの△其の者をば殴り続けたるる後にようやくと其れな手が止まるると今よ!とばかりに△をば押し退けて一目散の其の者まるで颯の如しでその後家へと着いたる△も気をば落ち着けたる後でよくよくと考えてみるや何故あのようなる行為に及んだのやら自らも皆目見当が付かずにこれは流石にまずかろうと思うておるところに案の定と警邏からの連絡が入り
『あぁ、△君?A署の者だけれどね。ちょっと、君に聞きたいことがあるので、A署まで来てくれないかな?』
とのことでA署の少年係りと名乗る警邏は電話口で確かにそうと話したもいきなりのことに頭が混乱をばしておるようすの△以前に自分に対して暴行をばしたるる者のことやと勘違いをばして駐在所のほうへと出向いてしまうのこと至極当然もA署の少年係りと名乗る二人が駐在所に来るまでは大した時間も要さずにしてそのままA署にまで連行をばされたる△俗に言うところのお縄となり申しでA署に来てからというもの三つほどとある部屋の真ん中の取調室で即時男を押し倒した挙句に殴打をばした件で取調が行なわれてさて其れな部屋は簡素ではあるものの暗がりができぬるように計算が成され尽くした配置となりおり強面なる警察官の顔に線引く其の皺までがよく見えたことが余計と△に恐怖をば掻き立たせたるるもので口をば開くこと叶わずに黙りをば続けることあまりなことに業をば煮やした警察官は
『君は僕らが少年係りだからと馬鹿にしているようなんで、これからは、刑事係りの人に、取調をしてもらうことにするから』
などとあながち脅しとも取れぬることを言い△がはて?刑事係り?と考えたを見てか
『その人は、大人の犯罪者の取調や、ここでは、麻薬の取締なんかもしている人だから、今までのように、黙りは通らんぞ』
と更なる恐怖心をば植え付けようとしておるかのようでとうとう刑事係りの桑田という者が取調をば行なうこととなるのであるが少年係りの者も一応なりと部屋には残るとのことであるから少しは安心をばした△も此れ束の間で桑田は△に対して身に覚えのないことまでをあれもこれも全て貴様の仕業や!と一気呵成にまくし立てたるもので黙りをば続けることすらできずの△
『分かりません』
と早くに漏らすも桑田は
『あれも!これも!これもか!』
と聞くに及ばずで
『ここで黙りを続けて、運良く、釈放になったとしても、証拠不充分ではないし、これから一生、そのことで後悔をするぞ』
などと言うので△は最早此れまでと
『いえ、違います。話す間がないんです』
などと応える他になしが其れでも△はやはり黙りをば続けるべきかと思うておるようではあるも心身の疲弊やらその後も続いたまるでやくざをば思わせる刑事の執拗なる尋問にとうとうと口をば割るのことで途端に刑事は親切になりこれ見よがしに温かい珈琲やら弁当やら其れだけではなしに△が未成年であるにかかわらずにあろうことか煙草までを勧めて
『未成年だからって遠慮をするな。どうせ、普段から吸っているんだろう』
などと刑事は躊躇をしておる△を見ながら
『ここで吸ったって、学校の先生や親に文句を言われる訳でもないし、普段はダメだけれど、今回は、刑事のワシが言っているんだから、そのことで、罪が増えたりはしないって』
などと笑いながらにまるで親しい者同士と言うように態度を一変とさせてからに△の気持ちを絆していき
『まぁ、これから調書も取らないといけないから、その前の小休止だ』
と言うものであるからに△は刑事の出したものに手をば付けていくも内心では赤いハンカチの家から出て来た男に対する怒りで腸が煮えくり返りおるのこと。
-----*/
ma1d3n Facebook yositaka akase/*-----
【2018/09/13 追記】
-
他のとうこうにも、記せている以上に沢山の関連があるんですが、取り敢えず、ここでのひとつは、
日本の女優さんの息子さんが、覚醒剤を使っていたとなり、この投稿の後で捕まったそうで、4度目とのことです。
実は、芸名ですが、これもmなんです。
-----*/
コメント
コメントを投稿